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第16回 「大学と科学」 公開シンポジウム

動脈硬化のしくみをさぐる

─血管病を治すのはもはや夢ではなくなった─
日  時 : 平成13年10月31日(水)〜11月1日(木) 
場  所 : 有楽町朝日ホール(東京)
参加費 : 無料


北 徹 (京都大学医学研究科臨床生体統御医学講座(加齢医学)教授)

  私共血管研究者は、この4年間に渡って、動脈硬化の仕組みを研究してきた。動脈硬化は、臨床的には、狭心症、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症(ASO)、脳血管障害、腎不全などを引き起こし、しばしばヒトの生命をおびやかす血管病である。動脈硬化は、正常な血管にいろいろな刺激が加わり、血管がそれに対してさまざまな反応を繰り返しながら、知らず知らずのうちに進行することが知られていた。例えば、水道管を考えてみると、長い間に渡って酸化ストレスを受け続けた水道管は、やがてその主成分である鉄が“サビ”てぼろぼろになり、やがて水圧の強いところで破裂することがある。
  血管も、喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病などにさらされ続けると障害を受ける。初めはその障害を元に戻そうと反応するが、やがて刺激の方が強すぎて、もはや修復が不可能になる。これを動脈硬化と呼ぶわけである。動脈硬化のしくみを理解しようと思えば、血管がそもそもどの様にして作られてきたのか? いろいろな刺激(喫煙、高血圧、高脂血症など)に対して、血管はどの様に反応するのか?その様な刺激に血管を構成するどの様な細胞が、どの様に反応するのか?が、分子レベルで解明せれるならば、それに対応した方策を我々は考えることが可能になるはずである。例えば、血管の成り立ちの“しくみ”がわかれば、一度破壊された血管を再生させることも夢ではない!!また、動脈硬化の進行を遺伝子治療により、その進行を遅らせることも可能である。現に、この4年間の研究の成果は、それを可能にしつつある。今回の企画は、我々の研究の成果を基にした成果の臨床応用をも含めて、皆様にわかりやすく、その専門家から解説いただくことを目的としている。多くの方々のご参加を期待するものである。




第1日目 2001年10月31日(水) 10:15〜18:15
 
10:15開会挨拶(基調講演)北   徹京都大学医学加齢医学
動脈硬化のしくみみをさぐる   
 
第一部 血管の形作りから動脈硬化を考える
 
10:30 血管はどのようにできるのか?─血管形成と血管新生
  司会澁谷正史東京大学医科学研究所
  演者佐藤靖史東北大学加齢医学研究所
 
11:00 血管リモデリングの細胞生物学
司会三井洋司産業技術総合研究所
演者西川伸一京都大学医学分子遺伝学
 
11:30 血管内皮細胞と血液細胞は親密な相互作用を営む
司会佐藤靖史東北大学加齢医学研究所
演者高倉伸幸金沢大学がん研究所
 
12:00 血管が水を漏らさないための仕組み
司会室田誠逸 東京医科歯科大学
演者月田承一郎京都大学分子細胞情報学
 
昼食 12:30−13:30
 
13:30血管細胞を支えるシグナルをさぐる
司会森田育男東京医科歯科大学
演者貝淵弘三名古屋大学細胞情報薬理学
 
14:00 発生工学を用いた血管構築の研究
司会永井良三東京大学循環器内科
演者長澤丘司 大阪府立母子保健総合医療センター
 
第二部 動脈硬化のしくみをさぐる─血管内皮細胞と血球細胞の役割
 
14:30 コレステロールが高くなると何故動脈硬化が起こりやすくなるのか?
司会北   徹京都大学加齢医学
演者久米典昭京都大学加齢医学
 
15:00 肥満と動脈硬化─脂肪細胞の研究はここまで進んだ
司会中尾一和京都大学臨床病態医科学
演者松澤佑次大阪大学分子制御内科
 
15:30 動脈硬化に関わる液性因子とは?─血管の保護再生因子─
司会山田信博筑波大学臨床医学系内科
演者伊藤  裕京都大学臨床病態医科学
 
休憩 16:00−16:15
 
16:15動脈硬化に関わる機械的因子のしくみは?
司会丸山征郎鹿児島大学臨床検査学
演者安藤譲二東京大学医用生体工学
 
16:45動脈硬化での血管内皮細胞と血球細胞の関係は?
司会野島  博大阪大学微生物病研究所
演者横出正之京都大学加齢医学
 
17:15 発生工学を用いた動脈硬化研究の最前線をさぐる
司会齊藤  康千葉大学細胞治療学
演者石橋  俊自治医科大学
 
17:45プロスタノイドと動脈硬化・心筋梗塞とのかかわりを探る
司会下川宏明九州大学循環器内科学
演者牛首文隆旭川医科大学医学部薬理学
 
18:151日目終了
 
第2日目 2001年11月1日(木) 10:00〜16:00
 
第三部 動脈硬化のしくみをさぐる─平滑筋細胞の役割
 
10:00 平滑筋細胞活性化は動脈硬化理解の窓口である
司会矢崎義雄国立国際医療センター
演者野々村禎東京大学名誉教授
 
10:30 動脈硬化病巣の平滑筋細胞で何が起こっているのか?
司会水野健作東北大学生命科学研究科
演者祖父江憲治大阪大学神経細胞医学
 
11:00 平滑筋細胞に増殖因子はどのように働くか?
司会新井洋由東京大学薬学系衛生化学
演者東山繁樹大阪大学生体統御医学
 
11:30 Klothoの機能解析から血管の老化を考える
司会永井良三東京大学循環器内科
演者鍋島陽一京都大学腫瘍生物学
 
12:00動脈硬化病巣の平滑筋細胞の起源をさぐる
司会栗原裕基熊本大学医学研究センター
演者佐田政隆東京大学循環器内科
 
昼食 12:30−13:30
 
第四部 21世紀の動脈硬化研究−基礎医学はこうして治療に繋がる
 
13:30遺伝子治療へのアプローチと展望
司会 中西真人産業技術総合研究所
演者金田安史大阪大学遺伝子治療学
 
14:00閉塞血管に対する遺伝子治療の試み
司会倉林正彦群馬大学医学部第二内科
演者 青木元邦 
森下竜一
大阪大学遺伝子治療学
大阪大学遺伝子治療学
 
14:30 慢性閉塞性動脈硬化病に対する細胞治療の試み
司会居石克夫九州大学病理病態学
演者室原豊明久留米大学循環器病研究所
 
 
休憩 15:00−15:15
 
15:15 ポストゲノム時代の動脈硬化研究
司会磯部光章東京医科歯科大学循環器内科
演者児玉龍彦東京大学先端化学技術センター
 
15:45閉会挨拶永井良三東京大学循環器内科



後援団体

国立情報学研究所http://www.nii.ac.jp/index-j.html
日本学術振興会http://www.jsps.go.jp/
放送大学http://www.u-air.ac.jp/hp/
日本血管細胞生物学会
日本高血圧学会http://medwave.nikkeibp.co.jp/nm/gakkai/ketsuatu.shtml
日本細胞生物学会http://www.nacos.com/jscb/
日本循環器学会http://www.j-circ.or.jp/
日本生化学会http://www.bcasj.or.jp/jb/jbshome/jbs-home.html
日本動脈硬化学会http://jas.umin.ac.jp/
日本内科学会http://www.naika.or.jp/
日本肥満学会http://medwave.nikkeibp.co.jp/nm/gakkai/himan.shtml
日本薬理学会http://wwwsoc.nii.ac.jp/tjps/
日本臨床分子医学会http://www.photofield.co.jp/molmed38/index2.html
Vascular Medicine 学会
日本老年医学会http://square.umin.ac.jp/~jgs/
※リンクの接続は以下の条件で確認しました。 Microsoft Windows 98 Second Edition 4.1, Microsoft Internet Explprer 5.00, Netscape Communicator 4.73, 日本語 Lynx 2.8.3 以上/2001.09.25/アドスリー
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