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  盛況裡に終了致しました。
  多数のご参加ありがとうございました。 
 

第16回 「大学と科学」 公開シンポジウム
失われた反世界
素粒子物理学で探る

日  時 : 平成13年11月10日(土)〜11日(日) 
場  所 : 仙台市情報・産業プラザ(宮城)
参加費 : 無料




代表者 三田一郎   名古屋大学理学研究科

  わたしたちはなぜ存在するのだろうか。ビッグバンでこの世界が生れた。
  針の先よりも小さいエネルギーの固まりが大爆発してこの世界が出来たのならば、反世界もあるはずだ。もし反世界が存在すればいずれ世界と反世界が消滅し合ってわたしたちも存在できない。幸なことに反世界は失われてしまった。空の隅々を探しても無い。どのようにして失われたのであろうか。なにしろ全宇宙のエネルギーが針の先よりも小さい固まりの中に閉じ込められているのだから爆発直後はものすごく温度の高い固まりで、わたしたちの世界を構成する素粒子、陽子や中性子などは存在できない。高い温度のなかに陽子や中性子を閉じ込めるとお互いに衝突し、基本的な素粒子であるクォークに壊れてしまう。初期宇宙のような高い温度ではクォークでさえより基本的な素粒子に壊れてしまう可能性も除外できない。このような高い温度の中のでの素粒子論とはどのような理論であろうか。まず反世界が失われたことを説明できる理論でなくてはいけない。素粒子と反素粒子に多少のズレが有る理論でないと反世界は失われない。もし基本的な理論にこのようなズレが存在したとすれば、現在可能な素粒子実験でこのズレが観測できるだろうか。
  この素粒子と反素粒子のズレは1965年にK中間子の実験で観測された。千分の一の小さいずれであった。このズレを説明するのに小林・益川理論が提唱された。三田は、もし小林・益川理論が正しかったらB中間子と反B中間子は全く違った性質で、ズレはほぼ百%と予言し、そのズレを観測する実験を提唱した。提案から20年たった今年、このズレが日本とアメリカの実験グループが独自に観測した。
  わたしたちは何故存在するのか。この簡単かつ重要な質問の答えを日本とアメリカが最先端の技術で競い合った。このいきさつを皆さんにお話したい。




第1日目 2001年11月10日(土) 10:00〜17:00
 
10:00挨拶三田一郎名古屋大学大学院理学研究科教授
 
10:10基調講演司会  石川健三北海道大学理学部教授
10:10 「人類が知り得た 素粒子世界」坂井典佑東京工業大学理学部教授
高エネルギー物理学理論グループ
11:15 「反世界とは」三田一郎名古屋大学大学院理学研究科教授
11:40・質疑応答
 
昼食 12:00−13:30
 
13:30反素粒子をつくる・素粒子をみる司会鈴木厚人東北大学大学院理学研究科教授
13:30──加速器── 「素粒子を光速へ」平田光司総合研究大学大学院教授
13:55──測定器── 「素粒子を捕らえる」住吉孝行高エネルギー加速器研究機構助教授
14:20──測定器──「素粒子を記録する」山内正則高エネルギー加速器研究機構教授
14:45・質疑応答
 
休憩 15:00−15:30
 
15:30特別講演司会三田一郎名古屋大学大学院理学研究科教授
15:30「光とわたしの夢」晝馬輝夫浜松ホトニクス株式会社
16:00・質疑応答
 
16:15反素粒子と素粒子の違いをみる司会橋本 治東北大・原子核物理グループ
16:15──実験物理──
「素粒子世界≠反素粒子世界 を証明した」
相原博昭東京大学大学院理学系研究科教授
16:45      1日目終了
 
第2日目 2001年11月11日(日) 10:00〜15:15
 
10:00失われた反世界はどこ司会河本昇北海道大学理学部教授
10:00 「素粒子と宇宙創世」池内 了名古屋大学大学院理学研究科教授
10:55 「素粒子、反素粒子世界のちがいは何を教えるか?」日笠健一東北大学大学院理学研究科教授
11:40・質疑応答
 
昼食 12:00−13:30
 
13:30反素粒子と素粒子を追う司会北門新作名古屋大学大学院理学研究科教授
13:30 「世界最高記録を更新中!」赤井和憲高エネルギー加速器研究機構教授
14:00 「何故、素粒子研究が重要なのか?」高柳雄一高エネルギー加速器研究機構教授
14:30 「素粒子探究のゆくえ」 大島隆義名古屋大学大学院理学研究科教授
15:00・質疑応答
15:15      2日目終了




後援団体

社団法人日本物理学会http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jps/index-j.html
宮城県教育委員会http://www.pref.miyagi.jp/kyou-soumu/
社団法人日本天文学会http://www.asj.or.jp/
日本惑星科学会http://eos.fac.toho-jc.ac.jp/
地球電磁気・地球惑星圏学会 http://www.kurasc.kyoto-u.ac.jp/sgepss/
日本理科教育学会http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/sjst/
社団法人日本分光学会http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/spsj/
社団法人電子情報通信学会http://www.ieice.org/jpn/index.html
社団法人精密工学会http://www.jspe.or.jp/
社団法人電気化学会http://wwwsoc.nii.ac.jp/ecsj/
社団法人高分子学会http://www.spsj.or.jp/
社団法人日本分析化学会http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsac/
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